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医学

○古代ローマの医療器具は、思いのほか近代的!○

医学, 社会・歴史

動画は、『古代ローマの目の手術』と題されたものです。信じがたいほど “近代的” ですよね。「医師」と「教師」の社会的な地位を”故意に”あげたと言われているのが、古代ローマ世界の英雄ジュリアス・シーザーです。


「医師」という職業が定着するのは、紀元前3世紀頃のことでした。それまでは、一家の家長が医師のような役割を果たしていたようで、『De medicina domestica(家庭の医学)』という書物の存在が認められています。


「スパルタ教育」の語源ともなった古代のスパルタは、戦争のプロたちの国家でした。そのため、スパルタから高名な外科医が世に出るようになったのです。


古代ギリシア世界には、スパルタも含めて優秀な医師が多かったようで、ローマが地中海を制覇するようになってからも、ガレノスのような、後世にまで大きな影響を与えた医師は、ギリシア人であることが多いのが実情でした。ガレノスは、動物の解剖を行って理論的に医学を完成させた偉人です。


古代ローマの遺跡からは、こうした医学の分野で使用された道具が数多く見つかっています。それらの多くは、現代の医学から見ても非常に革新的で近代的、それぞれの治療に特化したメス、はさみ、ピンセット、そしてカテーテルまで存在していたそうです。


これらの道具を使って、古代の人々はヘルニア、痔ろう、口唇口蓋裂をはじめとする整形手術、帝王切開まで行っていたのです。


ちなみに、言い伝えによると英雄のジュリアス・シーザーも帝王切開で生まれたといわれていて、イタリアでは「シーザーのお産(Taglio Cesareo)」と呼ばれています。あくまで、伝説ですが。


また面白いことに、キリスト教が普及する以前の古代世界では避妊も認められていました。方法としては、当時の外科医が、子宮の管に油脂などを含ませた羊毛を詰めるというのが一般的であったそうです。

■2000年前の医療道具

■History of Roman Surgical instruments Vodcast

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