
○果物と野菜が「心理的」に与える影響は? イギリスの研究結果より
野菜や果物を食べる事が、健康の維持に寄与することは既に常識となっていますが、英国のリーズ大学が行った研究では、野菜や果物を食べることで「心理的」にどんな影響を与えるかというテーマが注目されていました。
この研究のために、英国民4万人を対象に、長年にわたる調査が続けられてきたのだそうです。それぞれの人が、心理的にどのような状態にあるかを食生活を分析しながら数年間追跡するという大きなプロジェクトでした。
実は、2016年にもオーストラリアのクイーンズランド大学が、1万2千人を対象に食物と人生の「満足度」について研究を行っています。その結果、果物と野菜を豊富に摂取した人は、人生における満足度が高いことが判明したそうです。
リーズ大学の研究では、「毎日摂取する野菜や果物の量は、大げさになる必要はない」といっています。毎日、常識に応じた量を摂取していれば、屋外で10分間散歩するのと同等の「幸福感」への寄与が認められたのだそうです。
常識の範囲内ですから、今日からでも始められる指標です。
とはいっても、果物と野菜を摂取することで、それらのなんらかの成分が幸福感の上昇につながっているのか、あるいは「自分は野菜や果物を食べている」という意識が幸福感につながっているのかは、まだ解明されていません。
リーズ大学では、調査の体調となった人々の年齢、学歴、年収、生活習慣なども分析し、詳しい要因を研究すると語っているそうです。
<参照元>
■ https://www.livescience.com/55407-eating-more-fruits-veggies-linked-with-life-satisfaction.html
■ https://www.ndtv.com/food/want-to-be-happy-eat-your-fruits-and-veggies-say-experts-1998144
■ https://www.innaturale.com/frutta-e-verdura-ti-rendono-piu-felice/
■ http://www.ilgiornale.it/news/salute/mangiare-frutta-e-verdura-rende-pi-felici-1640116.html
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