
○7県18の高校で、模型だと思われていた頭蓋骨が、本物でした○
2016年7月、鹿児島県立・鶴丸高校の教員が
生物講義室の開かずの棚から本物の頭蓋骨を発見しました。
これを皮切りに7県18の高校で、頭蓋骨模型が、
実は人骨だった事が分かりました。
鶴丸高校で青春を送る高校生が驚く姿が、浮かぶようなニュースですね。
では、なぜ高校に人骨が?
記事によれば、こうです。
明治時代にはほぼ全ての都道府県に医学校がありました。
それらが統廃合された際に、廃校になった学校から標本が流出し、
地元の高校に保存されていたのではないか、と。
現代の日本で、人骨をみる機会は、
医学部や病院の手術室など限られた場所のみです。
骨や骸骨は「死」のイメージが湧きやすく、
「怖い」という感想がまずは聞こえてくるかもしれません。
最近でこそ運動指導の現場で解剖学用語が使われるようになりましたが、
Ninja Anatomy も随分怖がられたものでした。
それにしても、実物に勝る模型はありません。
どんなに精巧に模型を作ったとしても、本物の骨が醸し出す質感、
その持ち主の物語は、触れた者にしか分からないでしょう。
高校生が実際の骨を目にすることで受ける科学的な刺激は、
計り知れないのではないでしょうか。
海外では、死んだら骨格標本に、と
本人の意思により学校に寄付されているケースもあるようです。
■ルーマニアの校長先生の記事
http://japan.techinsight.jp/2014/10/yokote2014102311580.html
■プライムニュース 写真あり
https://www.fnn.jp/posts/00415460HDK
■「人骨標本実は本物」日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO40651050Q9A130C1CC1000/?fbclid=IwAR0PeGnCEvtVs10c9gORo3ckVGut_rs7gKlv-evgrlscXHKLnL35Jhj-vpI
*新聞記事はネットニュースよりも圧倒的に深みがありオススメです(10本/月まで無料)が、面倒な登録が必要だったり、何せインターネットの時代に対応していない感じがしてしまい残念です。
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