文化・エンタメ

クリムトの“Kiss”に触るプロジェクト
クリムト(1862~1918年)の『Kiss(接吻)』のファンは多いでしょう。
この作品はウィーンのベルヴェデーレ宮殿内の博物館に飾られ、
いつも観光客で賑わっています。
その横に、見慣れない白いモニュメントが飾られています。
これは、欧州連合(EU)が進めてきたAMBAVisと呼ばれるプロジェクトで、
「視覚障害者でもこの名画を楽しめるように」する試みです。
絵画を3D印刷技術によってレリーフへと仕立て上げています。
素晴らしいですね。
江戸川乱歩の小説に、彫刻が出てくる作品があります。
「見た目にはグロテスクだけれども、触ってみるとその価値が分かる」
というストーリーです。
『Kiss』を観た事がなく、触った方は、どのように感じるのでしょうか?
”名画だ”と感じるのでしょうか? 是非感想を聞いてみたいですね。
<参考にさせていただきました>
■クリムトの名画「接吻」が観えた!
http://agora-web.jp/archives/2022145.html…
<江戸川乱歩の小説について>
目で見ても良さが分からないが、触った時に初めて価値に気づくという観点は、
カラダの仕事に取り組む者にとっても興味深い問題ですが、
江戸川乱歩の小説については、差別的であるという批判があることも付け加えておきます。
■「文学にみる障害者像」
http://www.dinf.ne.jp/…/j…/prdl/jsrd/norma/n302/n302016.html
*写真は”Internet Archive”のものを使わせていただきました。
https://archive.org/
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。